前回の記事と似ていますが、今回は補足的な意味で。
まず、藤沢のワンルームで3万円台というのは
実際にゴロゴロあります。
とはいえ、よーく見てみると
・藤沢駅徒歩30分以上
・ローカル駅が最寄り
・辻堂(一応藤沢市だけど…)
・狭い
・日当たりが悪い
・築年数が半世紀近い
という条件に最低でも1つ、
悪ければ3~4個引っかかっています。
そして、当然のことながら
すべての条件を満たしている、
厳しい物件も存在してます。
で、家賃至上主義の方なら
3万円台の物件でも文句ないと思います。
実際に家賃3万円で管理費が3,000円だとしたら、
単純計算で年間396,000円ですからね。
これが5万円の家賃なら年間60万円で
約20万円の差が生まれます。
確かに年間20万円のコストダウンは
魅力的に思えます。
隠れたコストに気付こう
ただ、この場合は前者は
気付きにくいコストを支払っていることが
実は少なくありません。
例えば、家賃そのものは安いですが、
駅から離れた物件になると、
自転車の駐輪場を借りる費用がかかります。
市営ですと月5,000円はいかないにしろ、
3,000円程度はかかるはずでして
実質家賃と同じ扱いになります。
そうすると、
33,000円+3,000円=
36,000円×12ヶ月=432,000円で
当初の差額が縮まってしまいました。
「でも、駐輪場が必要な
物件ばかりじゃないでしょう?」
そう思われたかもしれませんが、
駐輪代がかからなくなっても
バス通勤を余儀なくされたら、
朝はゆったりとしていられません。
でもって、退社時間が遅くなれば
バスがないということもありますし。
いくら会社から通勤代を補助してもらっても
実生活との利便性とは関係ないわけです。
駐輪代の話はこれくらいにしますが、
同じ固定費という括りですと
ガス代もその一つです。
ガス代も物件によって、
大きく違ってきます。
都市ガスならいざ知らず、
プロパンガスはよくトラブルが起きます。
単身ですと3,000円~4,000円が平均ですが、
ぼったくりのプロパンガス屋が入っている物件ですと
大して使っていないのに、
6,000円~7,000円と平気で請求されますので。
冬場に至っては、
単身なのに月1万円以上等
信じられないことが起きています。
これで、年間最低でも3万円程度の出費が
上積みされますし、何よりムカつきます。
誰も言わないリスク
あとは、目に見えた出費ではないですが、
大して物件が手入れされておらず
実際に見てみたら汚い。
家賃が安いばかりに
入居者がアレという物件もよくあります。
実際に、頭がちょっと逝ってる系の人は、
えてして家賃の低い物件に見受けられます。
言いたくないですが、民度が低いと。
これが原因で余計な引越しを迫られたら、
かなりの痛手じゃないでしょうか。
まあ、入居者の質について
事前に不動産会社は、
口が割けても言いませんけど。
「個人情報なのでどういう人が
住んでるかは言えません!」
こんな決まり文句で、
一蹴されるのがオチでしょう。
しかし、あなたが女性でしたら、
隣近所の人間の質にも
とくに気を配る必要は十分あります。
その意味で、相場より安い物件は
隠れたリスクがあることは、
知っておかないといけません。
以上、家賃だけで決めると
いざ生活してみたら
不自由を強いられることはよくある話です。
もちろん、家賃3万円台の物件ではなく
5万円、6万円台、7万円台と
一様にグレードを上げれば
万事解決というわけでもないですが。
固定支出が増えると、
月末近くになるとかなりきつくなりますので。
というわけで、物件選びは
家賃だけではなく、総合的に考えて
悔いを残さないように
決めていただければと思います。